訪問看護は、利用者さんの自宅でケアを提供する大切な仕事です。そのため、専門的なスキルだけでなく、マナーやコミュニケーション能力も求められます。今回は、訪問看護の現場で役立つ5つの注意点をご紹介します。
訪問時の挨拶は、信頼関係を築く第一歩です。玄関先で「事業所名」と「自分の名前」を伝え、元気よく挨拶しましょう。特に、耳の遠い利用者さんや独居の方の場合、はっきりとした声で挨拶することが大切です。また、訪問後の退室時にも感謝の気持ちを込めて「ありがとうございました」と伝えることで、良好な関係を築くことができます。
言葉遣いや物品の取り扱いなど、全ての行動において丁寧さを意識しましょう。利用者さんやご家族はお客様であり、敬意を持って接することが求められます。また、医療物品や介護用品は高価なものも多いため、取り扱いには十分注意し、壊さないように心掛けましょう。
介護はご家族にとって大きな負担となることがあります。訪問時には、ご家族の気持ちや状況にも目を向け、適切な指導やアドバイスを提供することが大切です。もし、ご家族が介護に疲れている様子が見られた場合は、ケアマネージャーに状況を伝えるなどの対応も必要です。
訪問を重ねるうちに、利用者さん宅の物品の場所を把握することがありますが、勝手に使用するのは避けましょう。物品を借りる際は、一言「お借りします」と声を掛けることで、信頼関係を維持することができます。
各家庭には独自のルールや習慣があります。例えば、入浴後のお風呂の扱いや、使用した物品の片付け方などが異なります。訪問看護師は、これらのルールを尊重し、家庭ごとのやり方に合わせた対応を心掛けることが重要です。
これらの注意点を押さえることで、利用者さんやご家族との信頼関係を築き、質の高いケアを提供することができます。訪問看護の現場でぜひ実践してみてください。
参考URL:訪問看護の現場で役立つ!注意すべきポイント5選