横浜在住の介護福祉士がお伝えする介護看護情報

訪問看護師が押さえておきたい5つの注意点

訪問看護は、利用者さんの自宅でケアを提供する大切な仕事です。​そのため、専門的なスキルだけでなく、マナーやコミュニケーション能力も求められます。​今回は、訪問看護の現場で役立つ5つの注意点をご紹介します。​

1. 挨拶をしっかりと行う

訪問時の挨拶は、信頼関係を築く第一歩です。​玄関先で「事業所名」と「自分の名前」を伝え、元気よく挨拶しましょう。​特に、耳の遠い利用者さんや独居の方の場合、はっきりとした声で挨拶することが大切です。​また、訪問後の退室時にも感謝の気持ちを込めて「ありがとうございました」と伝えることで、良好な関係を築くことができます。​

2. 丁寧な対応を心がける

言葉遣いや物品の取り扱いなど、全ての行動において丁寧さを意識しましょう。​利用者さんやご家族はお客様であり、敬意を持って接することが求められます。​また、医療物品や介護用品は高価なものも多いため、取り扱いには十分注意し、壊さないように心掛けましょう。​

3. ご家族の気持ちに配慮する

介護はご家族にとって大きな負担となることがあります。​訪問時には、ご家族の気持ちや状況にも目を向け、適切な指導やアドバイスを提供することが大切です。​もし、ご家族が介護に疲れている様子が見られた場合は、ケアマネージャーに状況を伝えるなどの対応も必要です。​

4. 物品を借りる際は許可を得る

訪問を重ねるうちに、利用者さん宅の物品の場所を把握することがありますが、勝手に使用するのは避けましょう。​物品を借りる際は、一言「お借りします」と声を掛けることで、信頼関係を維持することができます。​

5. 各家庭のルールを尊重する

各家庭には独自のルールや習慣があります。​例えば、入浴後のお風呂の扱いや、使用した物品の片付け方などが異なります。​訪問看護師は、これらのルールを尊重し、家庭ごとのやり方に合わせた対応を心掛けることが重要です。​

これらの注意点を押さえることで、利用者さんやご家族との信頼関係を築き、質の高いケアを提供することができます。​訪問看護の現場でぜひ実践してみてください。​


参考URL:訪問看護の現場で役立つ!注意すべきポイント5選