2025年7月15日
訪問看護は、看護師が利用者さんの自宅を訪問し、医療的なケアや生活支援を行うサービスです。このサービスは、利用者さんの状態や年齢によって、介護保険と医療保険のどちらかが適用されます。今回は、訪問看護の基本的な仕組みと、保険適用のポイントについて解説します。
訪問看護は、利用者さんの年齢や状態により、介護保険と医療保険のどちらかが適用されます。
介護保険を利用する場合、ケアマネージャーが作成したケアプランに基づいて訪問看護が提供されます。
また、要介護認定を受けている方でも、厚生労働大臣が定める疾病等(19の疾病と1つの状態)に該当する場合や、特別訪問看護指示書が交付された場合は、医療保険が適用されます。
訪問看護の利用回数や時間は、適用される保険によって異なります。
ただし、特別訪問看護指示書が交付された場合や、特定の疾病に該当する場合は、週4日以上、1日2~3回の訪問が可能となるケースもあります。
保険適用外の場合や、保険でのサービスに加えてさらに手厚いケアを希望する場合、自費で訪問看護を利用することも可能です。自費利用の場合、訪問回数や時間に制限はありませんが、費用は全額自己負担となります。料金は訪問看護ステーションによって異なりますが、1回あたり約4,000円~8,000円が相場とされています。
訪問看護は、利用者さんの状態や年齢に応じて、介護保険や医療保険が適用される仕組みとなっています。それぞれの保険で利用条件やサービス内容が異なるため、主治医やケアマネージャーと相談しながら、最適なケアを受けられるようにしましょう。